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副議長選をめぐる贈収賄事件と自主解散論について

皆さま、ツイッター以外での書き込みは本当に久しぶりです。


この間、伊賀市議会では前代未聞の事態が起こりました。ご存じの通り、8月29日伊賀市議会の奥邦雄議員、坂井悟議員の2人が、平成23年度の伊賀市議会副議長選挙をめぐり、奥議員が、坂井議員に現金80万円を渡し、票の取りまとめを依頼したとして、贈賄・受託収賄の疑いで三重県警に逮捕されました。現在、2人は容疑を認め議員辞職しています。


この間、議会では議員全員懇談会や、各会派代表と僕も含めた無会派議員2名による会議を合計7回開き、事件の真相究明、役員選挙のあり方、責任の取り方など、議員間議論を続けてきました。9月議会は一般質問のほか、平成23年度決算審査などもあり、閉庁時間を超えることもありました。僕も、この3年6か月間、議員として役員選挙のあり方、議会運営などに対して、とても「議会改革の先進地」とは思えない実態もあることから、言葉にオブラートを包むことを一切せず、「こんな議会を変えなきゃいけない」との思いで、徹底して発言をしてきました。


その中で、来年3月31日で任期満了を待たず、11月11日に予定される市長選挙と同日に市議選を行うために、10月2日以降に「市議会を解散しよう」という議員の中から出始めました。


市民の皆さんにとっても「こんな腐った議会は解散して出直せ」とお感じの方も多いかと思います。僕自身も「この事件を機に、議会のしくみや制度を変えたい。改革をしたい。」という思いとともに、「もう一度、市民に選び直してもらわなければならない」この2つの気持ちを抱くようになりました。


事件を受けての対応の協議をはじめたのが8月末ですから、解散の期日となる10月上旬までの約1か月あまりを、「真相や実態を明らかにし、徹底して議会制度を変えるためにがんばろう」と考えてきました。「その後に、解散決議に賛成すればよい」そう思っていました。


しかし、議員間で議論を続けているうちに、解散期日の「10月上旬」というタイムリミットがある中で、少し時間をかけて広範囲にわたる事柄を議論するような「議会改革特別委員会」設置など、そのタイムリミットを越えた10月上旬以降を想定した提案が、解散へのタイムリミットとの間で、大いに「ジレンマ」を感じるようになりました。結局は9月中にできうる、議員報酬の減額や、「役員選挙制度の見直し」「議員研修の強化」をまるで「絵に描いた餅」のような「信頼回復決議」という狭い範囲でしか議論することができませんでした。


さらには、逮捕された2人が所属していた会派「維新・市民クラブ」(中盛、本城、今井、中本、安本)の議員からは、「事件は新聞報道ではじめて知った」「議長選挙のあり方に問題はない」「2人が起こした特異な事件で議会全体に金権体質はない」という耳を疑うような説明がありました。何よりこの会派の本城議員から「8月16日に会派で集まり、奥・坂井両議員に辞職を促し、(逮捕前に)辞表は議長に提出されている」と直接聞いていた僕は、虚偽の説明を堂々とする、この会派の議員に強い不信感と怒りを覚えました。驚きのあまり「うそをつくな!」と強い口調で追及しましたが、黙りこまれてしまいました。安本議員が議長職にある時期に「贈収賄の疑惑があることを議長に相談したが、取り合ってくれなかった」証言される議員もいました。


そんな経過のもと「2人だけの問題」と言っていた「維新・市民クラブ」の議員らが「市民に選び直してもらう必要がある」と「自主解散」を主張されたことは、まさに「問題の隠蔽(いんぺい)」と言わざるを得ませんし、「自主解散」を「免罪符」のように考えておられると思えてなりませんでした。


これまでの伊賀市議会は、「マニュフェスト大賞」「開かれた議会1位」ともてはやされる栄光の陰で、激しい議員間の対立がありました。それは政策や理念の対立という高尚なものではなく。そして議会の多数を占めた者は、手にした権限と数の力を用いて、対立する議員への「報復」を行ってきました。平成23年度の「会派所属議員が有利になる申し合わせ改定」が典型的なものです。

会派に所属していない議員や共産党議員を名指しで「毎回質問するのはおかしい」会派に所属していない議員を名指しで「議長選挙に立候補するのはおかしい。」市民から選ばれた議員の権利を「好き勝手なことをしている」と当時の安本議長は反対意見を「ガス抜き」はできたと語り、採決を強行しました。また、平成22年度にはこれまで各会派から選出されていた「議会運営委員」の選出方法も、当選1回の議員だけで構成する会派「新政クラブ」(生中、上田、西沢)を「一年生が議会運営委員をやるのはおかしい。」「アリさんのような会派」として、議長が議会運営委員を指名するという方法に変えられてしまいました。本当に情けなくて仕方なかったです。




日本にはどんな罪を犯しても、選挙に当選さえすれば「みそぎ」が済んだという、悪しき文化が存在しています。事実、過去の国政を見ていても、そのようなことが何度繰り返され、そのたびに国民は裏切られ続け、どれほどの政治そのものの信頼を失ってきたことでしょうか。



政策も理念もなく、「ただ名誉が欲しかった」という逮捕された元議員の供述内容。「議員が対等・平等な立場で、政策・理念をたたかわせる」その中で自由な議論を通じて、合意できる部分をさぐり、「チーム」として大きな権限、財源、職員を抱えた「行政」をチェックし、動かすことができる「議会」にしなければ、と理想論すぎるかも知れませんが、そのことを心底思います。



そのために、僕は大変悩みに悩みましたが、残された6か月の任期を、徹底して議会を改革するために、多くの議員の皆さんとともに知恵を出し合うこと。僕もできる限りの具体的な提案と賛同が得られる努力を精いっぱいしていきたい。このことに徹したいとの決意を固め、「自主解散決議」には反対という評決態度をとりました。「議席にしがみつきたいのか」というご批判もいただきました。今の議会に対する批判や、市民の皆さんの血税によって議員活動をさせていただいている重みを考えるとそのようなご意見も当然かと思います。しかし、それでもなお、このような前代未聞の贈収賄事件のおきた議会の一員として、議会の膿を出し、議会を変えていくことを、次の任期の議会に先送りしてはならないということを、どうかご理解いただきたいと思います。


繰り返しになりますが、「みそぎ」が済めば、まるで贈収賄事件など何もなかったかのように、元の日常に戻り、その体質は1ミリたりとも変わることがないのではということを最も危惧しています。「みそぎ」が済んだのですから。



選挙によって市民の皆さんが何十通りもある選択肢のなかから「いちばん」の人を選ぶためには、政策や政治姿勢、これまでの活動など、じっくりと時間をかけて皆さんが見極め、吟味し、さらに僕たちも対話を深めていくことが大切だと思います。自分の「わが身」のことでは毛頭なく、市民が主役の「自治」を進展させるためには、欠かせないことだと思っています。当然僕の自主解散の対する態度もその判断材料のひとつになるべきものだということも重々わかってのことです。


ちょうど3年6か月前の市議選告示前日の僕のブログを読み返しました。「ひとりでも多くの皆さまと、希望のもてる政治を分かち合いたい!」と締めくくっていました。この贈収賄事件をしっかりと自分の心に刻み込み、理想を追求し続けなければ、どれだけ急いで選挙をしても政治に希望は持てません。



以上が僕のありのままの気持ちです。皆さんからの賛否両論さまざまなご意見を心よりお待ちしています。
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安本らの「ウソ」を、みそぎで済ませてはいけない。

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稲森としなおって?

稲森としなお(29歳)

Author:稲森としなお(29歳)
◎1983年11月:三重県伊賀市出身(血液型A型・さそり座)
大東文化大学法学部政治学科卒業(東京都)、学生時代に韓国外国語大学短期留学、参議院議員・福島みずほ後援会スタッフを経験。
卒業後はデイサービス施設に勤務し介護現場で働く。
◎2009年3月:伊賀市議選に出馬(全国最年少25歳)。お金のかけないボランティア選挙を展開し初当選(1位・2925票)
◎現在:伊賀市議会議員として議会改革の推進を大前提として、福祉(子ども・高齢者・障がい者)政策や雇用問題、市民自治、地域活性化、などに取り組む。
◎【後援会事務所】伊賀市柏野269 TEL/FAX0595-45-7227
◎【議会事務局・議員控室】伊賀市上野丸ノ内116 TEL0595-22-9687
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